仕事帰りに同居人に電話。
「メシ作った?」
「いや、まだ。味噌汁だけ」
「これからちょっと買い物したいから少し遅くなりそう、だから出てこられるんなら外でメシ食わない?」
「ん〜〜、いいよ」
この時、彼女の頭の中では、買い物にワタクシと出かける楽しさとかっていうようなことはまったくなく、ワタクシが買い物して帰ってきてからご飯を食べるのと、自分が出かけていって外食をするのではどちらが速くメシにありつけるかっていうことが計算されていたのであった。
ちーん、外メシの方がはやく餌にありつけるぜ。ってな計算が「ん〜〜、」の間にされていたのでした。その「ん」の言い方が、「出かけるのめんどくせ」って言う気持ちがすごく表れていたこともここに記しておこう。
こんな感じ。
出かけるのはめんどくさいな→いやまてよ、でも待っていたら食事が遅くなるな→かなり腹減ってるしな→出かけたら待つよりもメシにありつけるのは早いな→いやいやいや駅までこちらが出かけるってことは普通に家で待ってるよりもメシにありつけるのは早いってことじゃん→作んのめんどくさくなってきたな→作るのと待つのとどっちがめんどくさいんだ→どっちもめんどくさいケドやっぱり早くメシにありつきたいよな→よーし出かけることにしよっと。
同居人はすごくわかりやすい。
「ん」とか「えーっと」の「え」とか1文字分で、ノってるかとか冷めてるかとかやりたくないとかが分かる。顔を見ながらだったら、その1文字が出る前にだいたいに分かっちゃうのだ。
で食べたのは王将。
単品の酢豚と餃子定食。
前に酢豚定食と餃子を頼んだところ、酢豚が少なかったんだなぁ。
だから単品の酢豚!
あぁ腹一杯だー。
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